PTR620の用途

600VACまでの活線、また無電圧でも測定可能!

・ブレーカーを容易に切ることができない為活線状態(電圧がかかっている状態)で探索が必要な場面でも、PTR620なら活線(交流は600VAC、直流は300VDC)での探索が可能。
・感度自動調節機能で迷わず目的線のみを検出します。R・S・Tの相順チェックも可能。
・無電圧の状態でも探索できます。(他社製品の場合、複雑な回路を組む必要があり現実的に探索が難しいです。)

事前調査に最適な一台!

ケーブルが通っている場所に誤って穴を開けてケーブルを切断してしまうと、トラブルが発生し賠償問題になってしまう。その為、レントゲン検査を委託して、事前調査を行っています。

(委託費用が数万円~かかります。)

PTR620ならコア抜きの事前調査が一人でできます。

不具合箇所も検出!

PTR620の特長でもある感度自動調節機能を用いて、ケーブルの障害
点も探索することが可能です。

(障害点箇所以降、左図のように受信機が反応しなくなります。)

制御盤の扉越しでも探索できる!

金属のラック内や鉄板越しに探索できるので、数台並んでいる制御盤で、まずは扉を開けずにどの制御盤か検出できます。

その後扉を開けて目的線のみを検出します。

PTR620 他社製品との違い

マイクロプロセッサーによるデジタル式感度自動調節機能でアナログ式の感度調節よりも正確に目的線を検出できます。

アナログ式の場合(他社製品)

目的線との判別は、音の強弱で判別します。蛍光灯やエアコンなどのインバーターや電気ノイズにも反応してしまい音が鳴りっぱなしとなり、目的線との区別ができません。

PTR620の場合

目的線との判別は、オートピークホールド機能により最終的には目的線にのみ反応するので、正確に判別することができます。また特定のデジタル波により、探索時にノイズが入ることもありません。

PTR620 正確に判別できる理由

その理由1:特定のデジタル波の検出

4つのデジタル波を組み合わせて送信しています。
この信号は自然界には存在していません。このためインバーターや電気ノイズで誤動作しません。

その理由2:オートピークホールド機能

最も強い信号を記憶して、その信号にのみ反応するようになる為、最初に反応した目的と異なるケーブルも最終的には反応しなくなり、結果目的線にのみ反応するようになります。